No.3 【TDU新キャンパス創設だより】

2008.10.10

寄付者銘板除幕式を挙行

【理事長メッセージ】「寄付者銘板除幕式を挙行しました。」
理事長 加藤 康太郎

本学の教育・研究さらに100周年事業にご賛同頂き、貴重なご寄付を頂戴しました皆様のお志に深く感謝し末永く顕彰させて頂くため、神田キャンパス7号館1階に寄付者銘板を設置することとなり、去る9月27日(土)に除幕式を挙行しました。当日は、特に高額のご寄付を頂きました方をご招待し、校友会、後援会やPTAの役員の皆様、さらに学園関係者の総勢約100名が列席されるなか、厳かに式が行われました。冒頭に学園を代表して私から、皆様に感謝のご挨拶を申し上げたのち、除幕しました。幕引きは写真左から、校友会理事長の石塚昌昭様、寄付者を代表してカシオ計算機執行役員の樫尾隆司様、私、古田学長、宮本中高校長でした。
振り返ってみますと、本学の母体の電機学校は創立時、廣田、扇本両先生の個人経営でした。創立から9年後、学園の発展を目指したお二人は大正5年の法人化に伴い、全ての私財を寄付されたのでした。日本の発展と工学教育の普及を夢みて全力を尽くされていたのだと思います。
私たちもこれから全力を尽くして新キャンパスで夢を実現させていきます。技術を志す学生へのご支援、本学の教育・研究の理念、学園事業に、一人でも多くの方にご賛同頂ければと願っています。

大学の3つの役割

【学長メッセージ】「大学の3つの役割」 
学 長 古田 勝久

10月1日に、月刊OHMの巻頭インタビューの取材があり、新キャンパスでの地域貢献について聞かれました。私は、大学は教育、研究、社会貢献の3つの役割がありますが、多くの先生方は、教育に重きをおくと研究が疎かになるというように、どれかに注力するとどれかマイナスになると考えがちです。しかし、3つの役割はそれぞれ独立ではないと思います。ひとつの良い取組みが他の役割にも相乗効果を生んで、全体として素晴らしい活動に結びついていくということは、私自身の経験からも言えることだと思います。昨日、文科省GPに採択された情報環境学部の取組みはまさにその好例と思います。是非新キャンパスでも一層の社会貢献に結びついた教育・研究をしていきたいと考えていますと、お答えしました。
また昨日、サウジアラビア大使館から訪問を受けました。同国では学術、特に科学技術の発展を目指し、アブドラ国王奨学金で留学生を増加させ、また大学の数を増加する計画だそうです。博士課程までを念頭に留学生を送るので、ぜひ本学でも積極的に受入れて欲しいというお話でした。私は先週エストニア共和国の国立タリン工科大学で名誉博士号を授与され、東京電機大学と同大学との協定の締結をしてきたばかりでした。国際交流から生まれるものは大きいと感じています。本学でも積極的な対応をしたいと思っています。

【トピックス】

○足立区産業振興ご担当の方々との情報交換(9/26)

足立区産業振興ご担当の方々との情報交換

前号でご報告したように、9月26日(金)の14時に足立区役所の職員の方7名が本学に来訪されました。本学側は関係部署の管理職を中心に13名が出席し、産官学連携・広報・情報・教育関連等について広く意見交換を行いました。今後は足立区と包括的な協定を締結し、これに基づいて協議会(仮称)を定期的に開催していきたいと考えております。

(経営企画室記)

○学園通りフェアに招待されました。(9/28)

9/28(日)千住旭町商店街で「学園通りフェア」開催されました。本学からは射場本理事、小池理事河野副本部長の3名がご招待を受け、出席しました。挨拶では地元商店街代表の方から、本学の進出を大歓迎していただき、大変感激しました。また、来年は是非TDU生にどんどん参加して欲しいとのお話を頂きました。北千住には神田と違い多数の住民の方がおいでです。そうした方々との交流を是非進めていきたいと思いました。

(創設本部記)

10月2日(木)、安田センター長、高井理事などが千住旭町商店街を訪問し、千住旭町商店街振興組合田中理事長、遠藤理事長代行らのお話しをうかがいました。さらに千寿常東小学校も訪問し、高岡校長と今後の連携などについて意見交換を行いました。

(総合メディアセンター記)

○あだち区民まつり「A-Festa2008」開催(10/11、12)

10月11日(土),12日(日)、荒川河川敷「虹の広場」と「シアター1010」を会場に、あだち区民まつり「A-Festa2008」が盛大に開催されます。「虹の広場」では、ステージショー、リバーサイドバザー、トラックタイヤ引きレース、あだっちボール大会など、家族で楽しめるイベントが多数行われます。また、「シアター1010」では、足立ものづくりフェスタが開催されます。当日会場では、地場工業製品(靴、鞄等)や、伝統工芸品の直売など、地域に密着した産業品が多く展示される予定となっております。なお、当日は産官学交流センターからも訪問させて頂き、交流を図る予定です。

(産官学交流センター記)

【足立区ってどんなところ?—区名の由来】

足立という地名はもともと『続日本紀』に登場するそうです。このあたりが海辺に接した低湿地帯で、湿原や荒地で葦が多く茂っていたことから「葦立ち」といい、それが変化して「足立」となったということです。地名が記載されている最も古いものは、平城京二条大路から発見された木簡で、天平七年(735年)に「蓮の実を送った」と記されているそうです。
ちなみに、シンボルマークは、1.チャレンジング(挑戦)2.ハーモニー(調和)3.ヒューマン(人間性)のイメージ目標のもとに制定され、都市・自然・人間の調和をADACHIの頭文字のAをモチーフに、水と緑のカラーで未来への飛躍を表現しています。「水」と縁が深いようですね。


【編集後記】
昨日マンションの消防訓練がありました。消防署の方のお話では、万一火事を発見した場合、「きっと誰かが通報している」と思わず、是非119番して欲しいとのこと。いっぱい通報があれば本部から現場に向かう消防隊に「入電多数!」と連絡され気構えができるのだそうです。一方、本部では119番をかけた番号で発信エリアの画像を即座にディスプレイに表示し、場所特定をするのだそうです。ただし、最近増加している携帯電話での通報は場所の特定はできないので、"場所も詳しく教えてください"とのことでした。すごく勉強になりました。火の用心!
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