本学園は、2017年9月に創立110周年を迎えました。2017年4月、東京千住キャンパスにシステムデザイン工学部、工学部に3学科を新設し、新たに5号館が完成しました。また、2018年4月には開設40周年を迎える理工学部と開設65周年の伝統を持つ工学部第二部の改編を行い、最高の教育を提供することで、輝き続ける学園の実現を目指します。
本学園は1907(明治40)年、「社会の第一線で活躍できる技術者を育成し、工業の発展を目指す」を建学の精神として、東京・神田に電機学校として創立されました。
当時は、西洋文明の導入により優れた技術や最新の機械が次々と輸入されてきましたが、これを駆使できる技術者がわずかという状況でした。若い技術者であった創立者の廣田精一、扇本眞吉は、このような状況は国の発展に大きな障害となると考え、工業教育の普及こそが国家発展の基であるとの識見にたち、技術を学ぼうとする者に広く門戸を開きました。
開校当日は生徒わずか14名の小さな学校でしたが、「先駆的なこと、革新的で創造的なこと、それらすべてに対して、あれほど大胆で意欲的であった教育者を見たことがない」と言われる程の熱意、教育理念が高く評価され、校勢は瞬く間に拡大していきました。その精神は本学園の伝統として脈々と受け継がれ、2007(平成19)年に、学園創立100周年を迎えました。そして、さらに次の100年に向け歩み続けています。