2011.07.20
東京千住キャンパスの建設工事は、当初の予定通り進捗しています。
現在は、各建物で内装工事及び設備工事を進めており、外装工事の完了した3号館厚生棟及び学生会館では、外装部分の足場を解体・撤去し、体育館の鉄骨工事を終えました。
引き続き、各建物で内装工事及び設備工事を進めるとともに、順次外構工事を開始する予定です。
1号館:内外装工事、設備工事及び大階段の地上躯体工事を進めています。
2号館:内外装工事、設備工事を進め、学生の主導線となるエスカレータ計18基の設置工事を完了しました。
3号館:厚生棟及び学生会館の外装工事を完了し、外装部分の足場を解体・撤去しました。引き続き、内装工事を進めるとともに、体育館部分の屋根等の工事を進めていきます。
4号館:内外装工事及び設備工事を進めており、壁面のサイン工事を開始しました。
ブリッジ:柱脚部の地上躯体工事を進め、通路部の地上躯体工事を開始しました。
6月18日(土)に未来科学部建築学科1年生のバスハイクの一環として、現場見学会を実施しました。
当日は、学生及び引率教員が3グループに分かれ、合計約100名の学生が現場を見学しました。
また、6月20日(月)には、東京電機大学高等学校1年生を対象とした東京千住キャンパスの説明会を行ない、今後の進路選択に向け、集中して説明を聞いていました。
東京千住キャンパス2号館1階図書館に設置するモザイクステンドグラスについて、6月15日(水)開催の学内説明会後、7月8日(金),9日(土)の両日に学内ワークショップを開催しました。
当日は、多くの学生・子ども連れの教職員が参加し、賑やかな雰囲気の中、参加者それぞれが「人のつながり」をイメージしたモチーフをガラスピースで表現し、次々に完成させていきました。
また、7月11日(月)には、地元地域との連携の一環として、足立学園(中学校・高校)のワークショップを、7月25日(月)には千寿常東小学校のワークショップを開催する予定です。
今後は、8月20日(土)・21日(日)の両日に全体統合ワークショップの実施を予定しており、9月上旬に完成・設置する予定です。
TDU新キャンパス創設だより第38号にて紹介されました、産官学交流センターと足立区による産学公リエゾン活動が2年半の連携活動を経て、平成23年4月から正式に開始されました。
本事業は、産学連携に係る諸活動等を通し、区内事業者と本学との技術連携を一層進めることにより、地域密着型の産学公連携事業を促進することを目的とした活動となります。
4月から6月までの活動については、以下の連携が実施されました。
なお、7月以降の活動として、平成23年度「第1回・第2回足立区工場見学会」、「第2回・第3回技術研究会」、「第2回研究室見学会」、「第1回・第2回技術セミナー」、「モノづくり教室」を開催する予定となっております。
区内企業を対象にした、産学連携講座となります。今年度第1回は、特に社会的状況を踏まえたテーマとなっており、足立区には工場が多いことから、参加さ れた区内事業者の方々は大変熱心なお姿で講義に耳を傾けておりました。高村淑彦教授の講義も大変分かりやすく、私達が今事業者として考えていかなければな らない大切なことを教えて頂いたなど、多くの方から貴重な感想を頂戴いたしました。
日 時 : 平成23年5月27日(金)午後6時~午後8時
会 場 : あだち産業センター 3階交流室
参加対象 : 区内事業者
講 師 : 高村 淑彦 教授(本学工学部機械工学科)
演 題 : 「工場における省エネルギーの進め方」
参加者数 : 21名
区内企業の方々に本学研究室を見学して頂き、大学教員や学生との交流を目的として開催いたしました。普段あまり触れることのない大学キャンパスや研究室 を見学して頂くことにより、大学の最先端の研究をしている教育現場など本学をより身近に感じることが出来たとのお声をたくさん頂きました。
冒頭、髙橋時市郎産官学交流センター長から、このたびの研究室見学会の開催に際して、暑い中ご来校頂いたことへの謝辞、並びに今後、本学と区内産業界との産学連携発展に向けて、継続した協力体制を築いていきたい旨の挨拶が行われました。
引き続き、3つの研究室について見学が行われました。
日 時 : 平成23年6月24日(金) 午後3時~午後6時30分
参加対象 : 区内事業者・区行政・東京小会議所足立支部・区内金融機関等
会 場 : 本学11号館17階 カシオホール
参加人数 : 22名
研 究 室 : ①「ナノデバイス研究室」
平栗 健二 教授(工学部電気電子工学科)
②「流体制御研究室」
藤田 壽憲 教授(工学部機械工学科)
③「ビジュアルコンピューティング研究室」
髙橋 時市郎 教授
(未来科学部情報メディア学科・産官学交流センター長)
7月6日(水)に東京未来大学にて開催されました足立区五大学(東京未来大学・帝京科学大学・東京藝術大学・放送大学・本学)学長会議に本学の古田学長 も出席しました。本学からは、東日本大震災からの取り組みとして、「学生ボランティア支援隊の派遣」や「避難生活サポート家具プロジェクト」「被災大学院 生への研究場所の提供」の取り組みを紹介しました。
今後も、定期的に足立区の五大学間で連絡をとっていきます。
暑い日が続きますね。太陽の下はジリジリしますが、街路樹の下に入るとグンと涼しくなります。緑ってすごいですね。東京千住キャンパスの工事期間も残り半年をきり、いよいよ完成間近になってきました。工事関係者の皆さま、熱中症にはお気をつけください。
さて、今回はみどりのお話です。
東京千住キャンパスでは「緑のネットワーク」を作り上げようとしています。このネットワークとは、キャンパス中央を通る区道を中心の軸に見立てた「緑のス トリート」、キャンパスの西側(線路側)の「学園西通り」、キャンパスの東側(千寿常東小学校側)の「学びの通り(仮称)」、そして1号館南側の「中央コ ミュニティ広場」をメインに構成するものです。これにプラス、屋上緑化。地元まちづくり連絡会の掲げる「四季の花咲く千寿の杜」「環境に優しいまちづく り」をテーマに、ほぼ1年を通してキャンパスのどこかで花や紅葉が楽しめるよう工夫されているのです。緑豊かな潤いのある環境。東京神田キャンパスではと ても実現できなかったことですね。
それでは詳しくご案内しましょう。
キャンパス中央を通る区道を「緑の骨格」と位置付け"緑のストリート"化します。車の通行量はさほど多くない想定です。街路樹としてケヤキが植えられ、 将来は夏の強い日差しを遮る趣きのある並木道になるでしょう。また、同街路と隣接するキャンパスの外構に、春過ぎから初夏にかけて白い花が咲くヤマボウシ やハナミズキ、エゴノキ、紅葉が美しいヤマモミジなどを植える予定です。
キャンパス西側の区道で、今は工事の仮囲いが道路ギリギリまで来ていて、歩道と車道を分ける白線があるだけです。しかし仮囲いが取れると、ここはゆった りした歩道が出現します。ツツジやモクセイの植え込みと真夏に花を咲かせるサルスベリやトネリコが植えられ、車を気にせず安全に、ゆったりとくつろぎなが ら散歩したくなる歩道が完成する予定です。
キャンパス東側を通る区道で、この通りは隣接する千寿常東小学校の児童が通学路として使いますのでヒューマンスケールを演出する「地域の庭」的なイメー ジを持たせています。車道側には歩道が計画され、こちらには同小学校にも植えられているソメイヨシノ(桜)を植えます。それからエゴノキ、モミジを植え、 またオカメザクラ、マンサクなど花の咲く様々な木々を植えます。ツツジやヤマブキ、ユキヤナギなども植え込み、毎日通るのが楽しくなる植栽豊かな空間とな ります。
中央コミュニティ広場は、1号館の南側につくられる広場で、休憩時間や放課後に学生が仲間同士で集まれる憩いのスペースです。また、公園のプロムナード のようなオープンスペースとして、ベンチも置いて地域住民の方の憩いの場にもなります。この広場には、背の高いクスノキやシラカシ、カツラなどの高木を植 えます。また植え込みにはツツジなどが豊富に植えられ、北千住駅徒歩数分の場所とは思えない都会の森のような雰囲気となります。
省エネの観点からも屋上緑化は必須アイテム。1号館6階と2号館5階は屋上庭園としてテーブルやベンチがおかれ、学内専用の休息スペースとなります。1 号館の屋上庭園からは東京スカイツリー、2号館の屋上庭園からは荒川を遠望でき、気分転換に最適です。そのほか、立ち入りは出来ませんが、1号館ホール屋 上と3階、3号館5階にも屋上緑化を施し、タマリュウなど環境の変化に強い植物を植える計画です。
【編集後記】
○ 気象庁によれば、関東甲信越地方は7月9日頃に梅雨明けしたそうです。いよいよ夏、到来です。
○ 夏といえば花火大会が定番ですが、荒川河川敷で毎年7月下旬に「足立の花火」が開催されます。・・・・・・が、今年は東日本大震災の影響により10月8日に延期だそうです。
○ 来年からは、研究室や屋上庭園から花火が見られるかもしれません。課題や実験で疲れた頭に、一服の清涼剤となるといいですね。
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