第1号東京千住キャンパス第2期計画(Ⅰ街区建物)建設便り

2015.04.20

 平成27年2月18日、東京千住キャンパス第2 期計画(Ⅰ街区建物)建設工事の起工式が行われました。この第2期計画は、東京千住キャンパスにおける大学・大学院の教育研究環境、特に大学院における教室・研究室等の充実と、ものづくり教室の新設等を図るため、1 号館南側の第2 期計画地(Ⅰ街区、元仮設テニスコート)に地下1階地上12階建て塔屋2 階延べ約33,000m2の規模で新校舎建設を行うもので、平成29年1 月末の竣工予定です。
 設計者は第1 期計画と同様、本学名誉博士で平成25年文化功労者顕彰を受けた槇文彦先生です。緑豊かで門や塀がない開放的なキャンパス計画とし、敷地南側には電大通りと学園西通りをつなぐ地域歩行者の通路を、建物内部にも東西方向に通り抜け可能な5 層吹き抜けのアトリウムを設けるとともに、災害に強い施設として計画しています。さらに地域からのご要望を踏まえ、低層部に学外経営の会員制スポーツクラブの設置を予定しています。

【起工式】

 当日はあいにく小雨が降り続く天候でしたが、起工式は建設予定地であるⅠ街区に設置された大型テントを会場に、学園関係者、地域・地元官公署関係者及び設計・施工関係者らなど約90名の方が参列するなか執り行われました。
 式は、施工者である㈱大林組による進行の下、千住本氷川神社の渡邊宮司他による神事が厳かに執り行れ、「鍬入れの儀」では、統括設計者の槇文彦代表取締役らによる刈(鎌)初め、本学、加藤康太郎理事長及び古田勝久学長による穿(鍬)初め、㈱大林組の浦進悟専務執行役員が穿(鋤)初めを行いました。
 引き続いての「玉串奉奠」では、加藤理事長及び古田学長の他、射場本忠彦常務理事・東京千住キャンパス建設本部長や東京千住キャンパス学生自治会執行委員会委員長の二見大希氏らにより祭壇に玉串が納められ、工事の無事故・無災害を関係者一同で祈念しました。

【祝賀会】

 起工式終了後、東京千住キャンパス1 号館1 階100 周年ホールに会場を移し、祝賀会(直会)が開催されました。
 最初に建築主である本学園の加藤理事長から、キャンパス開設以降、学園が順調に推移していることに対し、地域、行政、関係各位への謝辞が述べられるとともに、第2 期計画(Ⅰ街区建物)の概要と次の100 年に向けた学園創りの抱負と期待が述べられました。
 続いて槇文彦先生から、保育園児がキャンパスで遊ぶ等、地域との連携・協力もあり大学と地域が活きる環境の創成が成功し素晴らしいキャンパスとなった。第1 期計画をさらに進化させ、ものづくり教室などTDUの「技術は人なり」と「実学尊重」の理念をさらに実現させる計画としたいと挨拶がありました。また株式会社日建設計取締役常務執行役員の平石譲様からは、災害に強く、安全性の高い構造の採用、設備面で一層の進化・充実を図り、21 世紀の最新キャンパスの創成に貢献したいとの挨拶を頂きました。
 次に、来賓祝辞として足立区長代理の都市建設部市街地整備室まちづくり課長八鍬一生様から、北千住駅東口は学生の街としてますます活気にあふれ、若者の住みたい街として紹介されるようになった。地域、商店街、足立区、TDUで東口のまちづくりを進めていきたいと祝辞を頂きました。また北千住駅東口周辺地区まちづくり連絡会会長で千住旭町会顧問の岩城武様からは、TDUの開学で北千住の街は景観、活気、住民自身の意識も向上した。平成30 年に学生がさらに増え、また地域の希望だったスポーツクラブも計画頂き、住民は第2 期計画の完成を心待ちにしている。地域住民として学校の集積した地域はどうあるべきかを考え始めている。TDUとともに誇れる街となっていきたいとの祝辞を頂きました。
 最後に施工者として株式会社大林組専務執行役員浦進悟様から、第1 期計画では名誉あるBCS賞を受賞した。第2 期ではさらに安全について地域はもちろん在学生にも十分配慮し、無事故、無災害、工期内竣工を目指し、街が大学とともに発展することを祈念したいと挨拶がありました。
 古田学長による乾杯の発声の後、歓談にうつり、出席者一同、次の100年を見据えた学園づくりの拠点となる東京千住キャンパス第2 期計画の着工を祝いました。

起工式式場

②鍬

二見氏

⑥歓談


☆☆☆ 東京千住キャンパス第2期計画(Ⅰ街区建物)建設便り 第1号 (2015.3.20)☆☆☆
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