開設記念特別号 【2012年4月 東京電機大学 東京千住キャンパス誕生】

2012.04.01

~ TDU ルネッサンスと進化 ~

東京電機大学は、創立以来「実学尊重」を掲げ、技術で社会に貢献する人材を育成してきました。北千住駅前に完成した「東京千住キャンパス」は、そんな私たちの教育・研究がさらに進化するために必要な新しい大学像の礎です。東京電機大学は、創立105年の歴史と実績をもとに次の100年に責任を持つ大学として進化し続けていきます。

東京千住キャンパス

「さらなる飛躍を目指す 新たな歴史の始まり」 

理事長加藤康太郎

東京電機大学は、1907(明治40)年、ともに若い技術者であった廣田精一、扇本眞吉両先生により電機学校として創立されました。以来、100年を越えて社会に貢献してまいりました。そして学園創立100周年を機に次の100年をみすえ、足立区の北千住駅東口の好立地にキャンパスを開設できることは望外の喜びです。
本キャンパスは、世界的建築家 槇文彦先生の高邁な設計コンセプトにより、省CO2技術や高い防災機能など最新技術の粋を集めた未来型キャンパスです。さらには、ロッジアやアゴラなど、斬新な建築様式をも巧みに取り入れた高度な教育・研究拠点としての機能を充足しています。そして学生主役をモットーに、人間性豊かな学生生活を実現できる空間機能を備えた、先進的な都市型キャンパスであります。
本学は今年で創立105年となります。新たな大学のビジョンとして「東京電機大学グランドデザイン」を策定し、その具現化のため諸施策を推進しているところです。なかでも教育・研究の新拠点となる東京千住キャンパスの創設は、グランドデザイン実現のための最大事業のひとつであり、今後の東京電機大学飛躍の大きな礎となります。卒業生の皆さまには、ぜひ新しい東京電機大学の中核キャンパスを訪れて頂きたいと考えています。
東京千住キャンパスの開設は、まさに東京電機大学の新たな歴史の始まりであり、地域の皆様とともに、さらなる飛躍を目指していきたいと考えています。

「実学尊重、技術は人なり」を尊重 インテリジェントな技術者育成へ」

学長古田勝久

東京電機大学は、現代の社会や産業の発展を支えてきた基盤となる科学技術、特にモノづくりの伝統を受け継いできました。1907年の学園創立以来、社会に役立つ実学を尊重するという主義のもと、ファックスの実用化に成功した日本十大発明家である丹羽保次郎初代学長の「技術は人なり」の精神を堅持してきました。
東京千住キャンパスは「TDUルネッサンスと進化」を創設理念とし次の100年を目指し開設されました。科学技術の急速な発展、社会構造の変化、持続可能な社会への指向等、環境は急速に変化しています。特に東日本大震災と原発事故では、自然に対する謙虚な姿勢、科学技術を使う人類の責任を深く認識させられました。
本学ではこのような変化に積極的に対処し、問題を解決する能力をもつインテリジェントな高度専門技術者の育成を目指しています。現在、TDUグランドデザインに基づき学生を主役にし、実験・実習の重視、基盤教育、基幹専門科目の充実を図りながら大学院の充実・拡張、また国際交流の推進等を図っています。「技術で社会に貢献する人材の育成」を使命に、これからも産業界で活躍し、高い評価をえられる卒業生を社会に送り出したいと考えます。また地域、地元産業界との連携・交流を積極的に進め、地域に愛されるだけでなく、誇りに思って頂けるよう努力します。
東京千住キャンパスは、世界的建築家が設計、また最新の施設設備が充実しています。これからスタートする教育でも理工系大学のトップランナーを目指し、これらに負けない最先端の取組みを積極的に展開したいと考えています。


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