2017.04.14
4月6日、先端科学研究科博士課程(後期) 電気電子システム工学専攻の小林さんが、スペインのマラガで開催されたINTERNATIONAL CONFERENCE ON RENEWABLE ENERGIES AND POWER QUALITY (ICREPQ'17)にて、Best Poster Awards受賞しました。
研究内容をまとめることも、それを英文で論文に仕上げることも、労力を使いました。さらに、それらを1枚のポスターにわかりやすくまとめ、説明することにも苦労しました。スペインの学会会場での拍手や「congratulation!」の言葉は、今でも耳に残っています。
加藤教授はじめご協力していただいた方々に感謝いたします。
日本における太陽光発電の問題点について触れ、利用効率を上げる研究としてまとめました。
一般家屋の屋上に太陽電池を設置するという利用方法は、国土が狭い日本には適した手法です。しかし、太陽電池の普及率がさらに上がると、天候により局所的に発電量が多すぎたり、不足することがあり、その結果、電圧調整が困難になる現象が発生する可能性があります。本研究では、事前に太陽光発電による発電量を予測することにより、配電系統(通常の電柱の配線)の電圧調整を効率よく行い、太陽電池から得られた電気エネルギーを無駄なく使用するというものです。本研究は主に「太陽光発電の予測」と「配電系統の電圧制御」で成り立っています。
参 考 : ICREPQ'17