超小型衛星「HATOSAT」が第27回衛星設計コンテストで受賞

2019.11.14

理工学部 電子工学系 田中慶太准教授の研究室、電子計測研究室が11月9日、徳島市アスティとくしまときわプラザで開催された「第27回衛星設計コンテスト」最終審査会にて、電子情報通信学会賞を受賞しました。
電子計測研究室では、超小型衛星「HATOSAT」の製作を行っています。今回は設計の部において、研究室が応募したコントロール・モーメント・ジャイロ(CMG)を搭載した「HATOSAT」の設計が上記の賞を受賞しました。

受 賞 名
第27回衛星設計コンテスト
電子情報通信学会賞
受 賞 者
電子計測研究室
受賞テーマ
CMGを搭載したIoT衛星HATOSAT
受 賞 日
令和元年11月9日

田中准教授の研究室、電子計測研究室は、脳磁界計測装置(脳波の磁界版)やfMRIを用いた脳科学が専門。

研究室の学生から衛星製作の提案を受けたのをきっかけに、生体信号計測で培った技術を生かして衛星製作を開始しました。2015年には、第23回衛星設計コンテストにて電子情報通信学会賞を受賞、昨年2018年には東京大学の超小型衛星「たすき」(TRICOM-1R)衛星搭載用テレメトリ・コマンドアンテナを共同開発し研究を進めてきました。

現在、2021年度の超小型衛星「HATOSAT」の打ち上げと運用を目標に取り組んでいます。
鳩山キャンパスがある埼玉県鳩山町にちなみ、「HATOSAT(ハトサット)」と名付けられたこの超小型衛星の開発計画は、先日「Newsweek」日本版にも紹介されました。