2022.12.15
システムデザイン工学研究科 情報システム工学専攻の河西孝明さんが、11月29日から12月1日に早稲田大学で開催された、電子情報通信学会の国際会議 2022 International Conference on Emerging Technologies for Communications(ICETC2022)において、Student Presentation Awardを受賞しました。
IoTの需要の増大と移動通信システムの発展により、これらの技術を組み合わせた「自動運転・運転支援」の開発が始まっています。私は自動運転の一要素であるのC-V2X(Cellular-Vehicle to Everything)の実現に向け、C-V2Xに適する「データ改ざんや送信否認をされないリアルタイムかつ低計算量を実現するブロードキャスト認証」の提案に取り組みました。
修士1年では、思う様に検討を進められずなかなか成果を出せずにいましたが、粘り強く指導教員との議論を重ねたことで、身のある研究をすることができました。その結果、今回の国際会議でのプレゼンテーション発表に繋がりました。さらには、本会議にてStudent Presentation Awardなる、名誉ある賞をいただくことができました。二年間の集大成である自分の研究と成果が、公に認められ大変うれしく思います。本会議を通してこれからの技術発展に貢献できたことは、自分にとってとても自信につながりました。
ひとえに、積極的に議論をしていただきました指導教員、様々な相談に乗っていただいた学友の皆様、研究に集中できるよう支援していただいた家族のご助力のおかげです。この場を借りて、御礼申し上げます。
今回の結果に満足することなく、この経験を生かして、これから発展する情報化社会に更なる貢献ができるように精進したいと思っています。