共通教育群 坂本准教授が電子情報通信学会HCGシンポジウム2023にて受賞

2024.01.18

2023年12月11日~13日に北九州市小倉で開催された「HCGシンポジウム2023」において、理工学部 共通教育群 坂本暁彦准教授がヒューマンコミュニケーション(HC)賞を受賞しました。

ヒューマンコミュニケーショングループ(HCG)は、心理学など他分野の学会と連携し、人にやさしい情報通信システムづくりに貢献するための活動を行なっている、電子情報通信学会の下部組織です。

HC賞とは、当該年度にHCG内の研究会で発表された300件超の論文の中から優秀な論文に対して与えられる賞であり、今年度は6件が選ばれました。

受 賞 名
電子情報通信学会HCGシンポジウム2023
ヒューマンコミュニケーション賞
受 賞 者
理工学部 共通教育群 坂本暁彦 准教授
受賞発表名
発話行為論と日本語における条件付き謝罪 ~ 加害責任の重さが誠実性評価に及ぼす影響 ~
髙木幸子(常磐大)・坂本暁彦(東京電機大)
受 賞 日
令和5年12月12日
参考
電子情報通信学会HCGシンポジウム2023

今回表彰された論文「発話行為論と日本語における条件付き謝罪 ~ 加害責任の重さが誠実性評価に及ぼす影響 ~」は、常磐大学の髙木幸子教授と共同で執筆されたものです。
同論文では、「私の発言が誰かを不快にさせたのであれば、心から謝罪します」のような、政治家の謝罪会見などでよく耳にする「条件付き謝罪」について、質と量の両側面からその言語的特徴が分析されています。

受賞理由に関して、日常で良く見聞きして違和感を覚える言語的現象について、専門的な研究内容を言語学研究者でなくともわかりやすく説明している点、また、非常に明確に論点が整理されている点が評価されました。