2008.02.13
学校法人東京電機大学
東京電機大学(学長 原島文雄)未来科学部は3月11日(火)16:30より、マサチューセッツ工科大学(以下MIT) メディア・ラボ教授の石井裕氏を講師に招き、「独創・協創・競創の風土とタンジブル・ビット」をテーマにイブニングセミナーを開催いたします。
未来科学部はMITメディア・ラボの考えを参考に、平成19年4月に、未来における快適な「住空間」「知的空間」「行動空間」を創造することを目的に誕生しました。建築、情報メディア、ロボット・エカトロニクスの3つの学科のコラボレーションにより、快適で美しい未来の生活空間をデザインする技術者・研究者の育成を目指しています。
MITメディア・ラボは、「未来は予測するものではなく、発明するもの」というアラン・ケイの言葉を体現する研究所で、世界の先進企業とのコラボレーションを数多く行っています。その独創・協創文化のから生まれたのが、タンジブル・ビットです。例えばそろばんは、珠が数字情報を、木の枠の中で、物理的な実体で表現していること。だから情報を直接指で操作し計算できる。しかし、コンピュータでスクリーン上のピクセルで、マウスやキーボードを使って、間接的にしか操作できない。そこで情報に物理的実体を与え直接操作を可能にすることが、研究の目的です。ダンジブルとは、実体がある、直接触れることができると言う意味です。
講演では、タンジブル・ビットのコンセプトと背景、そしてタンジブルメディアグループがデザインした多様なインターフェイスの例を紹介し、ユビキタスGUIを超える、未来の方向を提案します。さらにMITをとりまく「競創」の風土を生き抜く術についても言及します。
概要は下記の通りです。
記
日 時 | 2008年3月11日(火)16:30~18:00 |
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会 場 | 東京電機大学神田キャンパス7号館1階丹羽ホール(千代田区神田錦町2-2) |
テーマ | 「独創・協創・競創の風土とタンジブル・ビット」 |
講 師 | 石井 裕 氏(マサチューセッツ工科大学 メディア・ラボ教授) |
定 員 | 350人(※会場の都合により満員になりましたら、ご遠慮願うことがあります。) |
参加費 | 無料 |
参加申込 | 申込みフォームより、お申込み下さい。(定員になり次第締め切り) (http://www.mlab.im.dendai.ac.jp/event/20080311/) |
懇親会 | 講演終了後、講師との懇親の場を設けます。(無料) |
問合せ | 東京電機大学 未来科学部 情報メディア学科 E-mail:yajima@jim.dendai.ac.jp TEL:03-5280-3765 |
【講演者紹介】
1956年北海道生まれ。北海道大学大学院情報工学専攻修士課程修了。1980年日本電信電話に入社。西ドイツGMD研究所客員研究員、NTTヒューマンインターフェイス研究所員、トロント大学助教授を経て、マサチューセッツ工科大学メディア・ラボ教授。情報工学専攻。工学博士。
コンピュータと人間の間をつなぐインターフェイスの先駆的な研究に独学で取り組み、遠隔地にいる相手と共同作業ができるシステムを開発、現在はタンジブル・ビットを提唱するなど海外で高い評価を得る。著書に『グループウェアのデザイン』がある。
■ 取材に関するお問い合わせ先
学校法人東京電機大学 プロジェクト・アトム推進本部 担当 田丸
TEL 03-5280-3411/FAX 03-5280-3566
E-mail:tamaru@jim.dendai.ac.jp
〒101-8457 東京都千代田区神田錦町2-2