2017.04.04
■理工学部 :3学系およびオナーズプログラムの新設
■工学部第二部:社会人向け新カリキュラムの設置
学校法人 東京電機大学
東京電機大学(学長 安田浩)は、2017年9月に学園創立110周年を迎えます。2017年4月に東京千住キャンパスにシステムデザイン工学部を設置、工学部に3つの学科を新たに設置いたしましたが、さらなる教育・研究の充実を図る一環として、2018年4月に開設40周年を迎える理工学部(埼玉県比企郡鳩山町)と開設65年の伝統を持つ工学部第二部(夜間部、東京都足立区)の改編を行います。
・理工学科に「生命科学系」「電子工学系」「機械工学系」の3学系を新設。
・成績優秀者を対象とする「オナーズプログラム(次世代技術者育成プログラム)」を新設。(3年次より)
・社会人向け新カリキュラム「社会人課程(実践知重点課程)」を設置。
・本学独自の新入試制度「はたらく学生入試」を導入。
※「はたらく学生入試」については後日改めてニュースリリースを予定しています。
東京電機大学理工学部は、理工学分野における幅広い視野と専門力を兼ね備えた人材を養成するため、理工学科1学科の大学科制を導入しています。理工学科は学問分野の基軸となる学系(部門)にて編成され、学系には専門コース(体系化された学問の最小ユニット)を設置しています。学生は「主コース」と「副コース」の2つのコースを選択することが課されており、自分が所属する学系から「主コース」を必ず選択し、「副コース」は自分の所属以外の学系からも選択できるようになっています。欧米の大学で導入されている「ダブルメジャー」「メジャー&マイナー」といった制度に該当します。
2018年4月、分野別の専門教育を強化することを目的として、新たに「生命科学系」「電子工学系」「機械工学系」の3学系を設置し、6学系構成(現在は5学系)に再編します。
■名 称:理工学部 理工学科 生命科学系
■学系の目的と理念:
環境問題や医療・福祉問題を抱える現代社会において、安全で快適な生活を維持し、真に人類のためとなる社会やシステムを築くためには、理学・工学・医学という従来の枠組みを超えた新しい発想のアプローチが必要です。これからの人間社会に対応できる、柔軟な応用力を身につけた人材を育成することを目的としています。
■定員:80名
■設置コース:分子生命科学コース、環境生命工学コース
■名 称:理工学部 理工学科 電子工学系
■学系の目的と理念:
私たちは機械やコンピュータに囲まれ生活を送っています。これからの社会では、機械主導ではなく、人間主導型かつ人間適応型の電子システムが必要とされ、その実現が望まれます。このようなシステムの創出のために人間について学び、「ものづくり」を通して、人にやさしい技術者の育成を目標としています。
■定 員:80名
■設置コース:電子情報コース、電子システムコース
■名 称:理工学部 理工学科 機械工学系
■学系の目的と理念:
材料・機械・熱・流体からなる4つの力学を体系的に学ぶことで基礎学力をしっかり修得し、高度な専門技術と最先端工学に適応するエンジニアリング・センスを身につけることで、自ら問題を発見し解決できる技術者あるいは研究者の育成を目的としています。
■定 員:80名
■設置コース:設計・解析コース、加工・制御コース
学ぶ意欲のある学生が、さらに高いレベルの研究に取り組めるよう、成績優秀者を対象とするオナーズプログラム(次世代技術者育成プログラム)を新たに設置します。理工学部の学びの特徴である「主コース」「副コース」の専門性を深化したもので、成績優秀者を対象に3年次から設置します。通常の専門授業のほかに、将来的に発展が予想される「宇宙工学」「生体医工学」「環境工学」といった学際領域における独自の授業を提供し、幅広い知識を有し専門性の高い人材の育成を目指します。
「宇宙工学プログラム」
[研 究 部 門]宇宙・地球環境工学部門、宇宙情報学部門、宇宙システム工学部門
[プログラム内容]宇宙(人工衛星)からの情報の活用に重点を置き、衛星から送られてくる情報の解析技術や、衛星との通信技術、小型衛星の設計開発に必要な知識および技術を修得します。
「生体医工学プログラム」
[研 究 部 門]工学基礎部門、生命科学部門
[プログラム内容]生体機能を理解して生命に適合した工学技術を創成するための理論と技術を修得します。
「環境工学プログラム」
[研 究 部 門]生命科学部門、生物・環境部門
[プログラム内容]環境汚染の実態を正確に把握するための技術を学びます。また、環境保全や環境修復のための理論と技術を修得します。
1)「社会人課程(実践知重点課程)」の目的と理念
社会人が学びやすい環境を整備し、より職業実践力を教育効果として高めていくことを目的として設置します。技術者には、自身の工学的知識を基に実際の現場で適切な判断を下すことができる能力“実践知”が重要になります。この課程では実践知を磨き、社会人としての職業実践力をより高めるための「実践知重点科目」を学びます。これまで本学工学部第二部で展開してきた企業に勤務する社会人を対象とした「社会人コース」の特長を活かし、教育効果としてさらに職業実践力を高めます。
2)社会人課程(実践知重点課程)の概要
社会経験を有する社会人学生の特長を生かし、さらなるスキル・キャリアアップを図る教育課程です。より社会人のニーズに合った学び方を提供するため、3つのユニットを設置します。
<3つのユニットの概要>
①開発・設計ユニット
ものづくりにおいて、新たな製品を生み出すイノベーションの源泉となる技術の歴史から、実際の製品開発で有用な設計・開発学等のほか、製品技術の権利化に要する特許法の知識までを学べます。
②安全・安心ユニット
製品の安全・安心のために必要となる、製品材料の信頼性や製品を構成する要素の信頼性、さらに社会全般で必要とされる各種信頼性までを学べます。
③スキル・キャリアアップユニット
技術者に求められるプレゼンテーション能力、技術提案書の作成能力や英語力向上のほか、資格や経営に関わる知識等、技術者のスキル・キャリアアップを図る科目を学べます。
工学部第二部については、平成30年度から入学定員の変更(学則変更認可申請)を予定しております。
電気電子工学科 50名 → 60名
機械工学科 50名 → 60名
情報通信工学科 50名 → 60名
以上
<本件に関するお問い合わせ先>
学校法人東京電機大学 総務部(企画広報担当) 担当:本田・秋山
TEL 03-5284-5125/FAX 03-5284-5180 e-mail:keiei@jim.dendai.ac.jp
〒120-8551 東京都足立区千住旭町5番 http://www.dendai.ac.jp/