2018.02.14
平成29年度 東京電機大学学術振興基金等各賞授賞式
「丹羽保次郎記念論文賞」授賞式について
~2月24日(土) 10:00~12:00 東京千住キャンパスにて~
東京電機大学(学長 安田浩)では、2月24日(土)10:00より、東京千住キャンパス1号館1階100周年ホールにて、平成29年度「丹羽保次郎記念論文賞」授賞式を開催いたします。
丹羽保次郎記念論文賞は、初代学長である故丹羽保次郎博士の功績を記念して、昭和52年より電子通信工学関連分野(情報工学等の関連分野を広く含む)に属する大学院生を中心とした若手研究者の優れた論文に授与するもので、今年で41回目を迎えます。今回の受賞者を含めて、これまでの受賞者は本学以外にも東京大学や京都大学などの国立大学、早稲田大学や慶應義塾大学などの私立大学から合計84名になります。
今年は14篇の応募の中から、丹羽保次郎記念論文賞審査委員会(委員長 安田浩学長)による厳正な審査の結果、下記の3篇の受賞論文を決定しました。当日は「丹羽保次郎記念論文賞」以外にも学術振興基金賞として本学関係者を対象とする「論文賞」「教育賞」「発明賞」等の授賞式を行います。東京電機大学の学術振興基金※の取り組みを、ご取材賜りますようお願い申し上げます。ご取材の際には、お手数ではございますが別途返信用紙にご記入の上、FAXにてご返信願います。
受賞者 |
受賞対象論文および論文掲載誌 |
受賞事由 |
石川 直樹 広島市立大学大学院 情報科学研究科 助教 |
Rectangular Differential Spatial Modulation for Open-Loop Noncoherent Massive-MIMODownlink IEEE Transactions on Wireless Communications Vol.16, Issue 3(2017年3月) |
オープンループかつノンコヒーレントな大規模MIMO(multiple-input multiple-output)ダウンリンクに適した高レート差動符号化方式を提案し、その有効性をシミュレーションによって確認した。従来法と比べて、演算回路の3桁削減を実現した。 |
小貫 真希 東京農工大学大学院 生物システム応用科学府 生物機能システム科学専攻 博士後期課程 在学中 |
Graph Signal Denoising via Trilateral Filter on Graph Spectral Domain IEEE Transactions on Signal and Information Processing over Networks Vol. 2, Issue 2(2016年6月) |
多数のセンサ等から得られたデータのノイズ除去問題に対し、グラフ信号処理と画像処理を統合した新たな手法を提案し、二乗誤差を近似的に最小にする最適パラメータ設計法を理論的に導出したもので、多方面への活用が期待される。 |
北原 大地 立命館大学 情報理工学部 画像・音メディアコース 助教 |
Algebraic Phase Unwrapping Based on Two-Dimensional Spline Smoothing Over Triangles IEEE Transactions on Signal Processing Vol. 64, No. 8(2016年4月) |
2次元スプライン平滑化を利用して2次元位相をアンラップする新しい手法を提案した。雑音を含む観測値に対しても安定な解が得られる。開口合成レーダ画像からの標高推定の数値実験によって、その有効性を確認した。 |
※ 「学術振興基金」は東京電機大学が設置する学内における教育並びに研究活動の助成および学内外の科学技術に関する優秀、顕著な研究に対する援助を行い、もって科学技術の振興に寄与すること等を目的として、特色のある教育並びに研究活動や奨学援助、国際交流などの奨励に資する事業を展開しています。
■日時 平成30年2月24日(土)10:00 開始
■会場 東京電機大学東京千住キャンパス1号館1階100周年ホール → 都合により3階カシオホールに変更になりました。
東京都足立区千住旭町5番(北千住駅東口(電大口)徒歩1分)
■スケジュール 10:00~12:00 授賞式及び受賞者によるプレゼンテーション
<本件に関するお問い合わせ先>
学校法人東京電機大学 総務部(企画広報担当) 担当 本田・秋山
TEL:03-5284-5125/FAX 03-5284-5180 e-mail:keiei@jim.dendai.ac.jp
〒120-8551 東京都足立区千住旭町5番 https://www.dendai.ac.jp/