2018.05.30
学校法人 東京電機大学
東京電機大学(学長:安田浩)は、2018年度より、工学部第二部(夜間部)に設置している社会人学生向けの新カリキュラム「社会人課程(実践知重点課程)」※において、イノベーションの創出に要する実践能力の育成を目的とした本学独自の授業「イノベーションヒストリー」(開講日:前期・毎週土曜日/於:東京千住キャンパス)を開講しています。
担当教員は、かつて本田技術研究所に在職中に世界初の電動パワーステアリングを開発し、イノベーション創出の実績を持つ清水康夫教授(工学部先端機械工学科)です。本授業は、「イノベーションの原動力は、実践の場で醸成されるもので、ネットや本の知識や日々の体験だけでは生成されない」という清水教授の理念のもと、歴史を紐解きながらその理論を学ぶとともに、イノベーションを創出した先駆者たちを招いて講演や議論を行います。また、ホンダ社の集団創造術”わいがや“の手法を用いてグループ討議を行い、「気づき」「ひらめき」から新たな創造を体験する企業型のワークショップを取り入れており、現在、各種企業に勤務する社会人学生ほか11名が受講中です。
このたび全授業(前期15回)のうち、元本田技術研究所の技術者ほか特別講師による5回の講演(6月9・16・23・30日、7月7日)を、“ここだけでしか聞けない技術にまつわる話”を聴講できる、実践知セミナー『ものづくり宿場町 Part1』と題して、一般にも無料公開します(詳細別紙)。
<清水康夫教授 紹介>
本田技術研究所に在職中、世界初の電動パワーステアリングを開発。2011年、その功績が認められ、紫綬褒章を受章。2014年より本学工学部先端機械工学科 教授。
※「社会人課程(実践知重点課程)」について
本学では、工学部第二部(夜間部)で2018年度に、新カリキュラムとして「社会人課程(実践知重点課程)」をスタート。理工系の夜間学部が減少する中、夜間学校として発足した本学が、ものづくりの現場で適切な判断がくだせる実践的な知を磨くコースとして新設したもので、社会経験を持つ学生のさらなるスキルアップを図ることを目的としています。この「イノベーションヒストリー」も同カリキュラムで新たに開講した科目です。その他にも、「創造設計・開発学」「モデリング実践学」「安全・安心のための要素技術」「技術者のための経営学」「応用失敗学」「技術者キャリア形成学」などが開講されています。
<取材に関するお問い合わせ先>
学校法人東京電機大学 総務部(企画広報担当) 担当:本田・秋山
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