2018.11.13
ご取材のお願い
報道関係者各位
学校法人 東京電機大学
東京電機大学では、アクティブ・ラーニング(能動的学習)に関するさまざまな取り組みを展開しています。そのひとつとして、ボードゲームを活用したユニークな英語授業をご紹介します。
この授業は、本学理工学部ヨーク・ジェームズ講師が開発したもの。1~2年次の必須の英語科目「英語Ⅱ」他において、学生も関心を持ちやすいボードゲーム(英語版)を教材とし、英会話でプレーすることで実践的な英語のスピーキングスキルを体験します。ゲーム前にはルールを理解する必要があるため予習も必須となり自主学習につながっています。もちろんゲームが目的ではないので、ゲームの様子を録画し、疑問文や仮定法など文法や表現法、会話の書き起こしなど、振り返り学習を行います。「実践的な英会話を楽しく学べる」と学生にも好評です。
■授業の詳細
1.ユニークな英語授業を生み出した、ヨーク・ジェームズ講師
本学で1~2年次の 英語授業を担当しているヨーク・ジェームズ講師 は、英語に苦手意識の強い理工系大学の英語教育では、「スピーキングスキル」および「自習のモチベーション」の不足が課題点と考えていました。そこで、「英語コミュニケーション能力を育て、自習する動機付けが芽生えるようにしたい」との思いから、この「ボードゲームを活用した英語授業」を発案・構築し、2015年度の前期授業から導入しました。
2.なぜボードゲーム?
日本では『人生ゲーム』((株)タカラトミー)などが有名なボードゲームは、海外では非常に人気があり、多種多様な商品(主に英語版)が販売されています。また近代のボードゲームは協力型・推理型・会話型等、ジャンルもさまざまで新しい商品も開発されています。
こうしたボードゲームは、プレーヤー同士が会話し、協力しながら進める必要があり、コミュニケーションツールとしても最適でした。また、ボードゲームは楽しみながらプレーできるため、学生の高い関心も呼び起こせます。さらに、ゲームをプレーするには、ルールを事前に理解しておくこと(予習)が必要で、学生の主体的な自習につながると考えました。
<授業の狙いは? 3つのポイント>
●学生が授業に楽しく主体的に関わる(アクティブ・ラーニングを実践)
●実践的なコミュニケーションで英会話能力を修得する
●グループワークにより積極性・協調性・21世紀型スキル・デジタルリテラシーを育成する
3.どのように授業を進めるか?
本授業は、1つのボードゲームにつき、“3回ワンセット”で実施します。
4.この授業の成果は?
●授業の成果 —ヨーク講師 による考察—
・本授業を通じて、学生が初めて、英語をコミュニケーションの道具 として認識できた。
(それまで英語は入試の科目のひとつで、教科として学ばねばならない存在だった)
・英語のスピーキングスキルとリスニングスキルの育成に役に立った。
・学生の主体的な自習につながった。
●学生たちにも好評! (授業評価から)
・英語のスピーチやプレゼンテーション等は緊張するが、ゲームだと気軽に話せる点が良い。
・ゲームに勝つためには必然的に会話が必要なため、英語を積極的に話す姿勢がとれた。
・教科書を使うより、この授業の方が英語でコミュニケーションが取れた。
5.【参考情報】授業で使用した主なボードゲームのご紹介
・『Pandemic(パンデミック)』(協力型)
医療研究チームの一員となって、感染症の世界的流行(パンデミック)に立ち向かう。
・『One Night Ultimate Werewolf(究極のワンナイト人狼)』(正体隠匿型)
人間チームと人狼チームに分かれて戦う、人気ゲーム「人狼ゲーム」の一夜完結版。
・『CODENAMES(コードネーム)』(ワードゲーム・推理ゲーム)
味方と敵に分かれ、進行役のヒント(コードネーム)から味方を見つけ出す。
★[授業ご紹介]授業の様子をご取材、ご見学頂けます。
・東京電機大学 理工学部 共通教育群 ヨーク・ジェームズ講師 (担当科目:英語Ⅱ、Ⅳ他)
・埼玉鳩山キャンパス:〒350-0394 埼玉県比企郡鳩山町石坂
※最寄駅 ・東武東上線 高坂駅よりスクールバス8分
<取材に関するお問い合わせ先>
学校法人東京電機大学 総務部(企画広報担当) 担当:本田・秋山
TEL 03-5284-5125/FAX 03-5284-5180 e-mail:keiei@jim.dendai.ac.jp
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