平成30年度「東京電機大学学術振興基金 『教育賞』・『教育奨励賞』」を決定

2018.11.16

報道関係各位

平成30年度「東京電機大学学術振興基金 『教育賞』・『教育奨励賞』」を決定

学校法人 東京電機大学

東京電機大学(学長 安田 浩)では、このたび、平成30年度「東京電機大学学術振興基金 『教育賞』・『教育奨励賞』」を決定しました。
本賞は、本学において、独創性が豊かで特色があり、学内外で高い評価を受けた授業方法/システムや、教育改善を期待できる教育システム、顕著な教育成果をあげた教材/教科書等を推進した教員等の業績を表彰するものです。平成4年度より開始した本賞は、今年度で26回目を迎え、計46件の表彰となります。
今年度は、『教育賞』を2件、『教育奨励賞』を1件、それぞれ選出しました。詳細は以下の通りです。

<平成30年度「東京電機大学学術振興基金 『教育賞』・『教育奨励賞』」の受賞業績>

業績の表題
受賞代表者(所属)
受賞理由(概略)
教育賞(2件)
学科カリキュラムにマッチした学生視点の数学問題集の半自動作成システム-MIT方式からTDU方式へ- 井上 淳 助教
(未来科学部ロボット・メカトロニクス学科)
講義を受ける学生が試験問題を作成する「MIT方式」(マサチューセッツ工科大学)を応用し、学生が数学の演習問題作成、さらに解説作成、採用問題選別に至る問題集作成の流れをシステム化。学生が過去の学習内容を振り返り、理解を深化させ、 自発的に学習を行うことにつながり、学力向上に寄与すると認められる。
プロジェクトワークショップ科目における他分野技術者との協業による自立型デザイン学習の実践 佐藤 慶介 教授
(工学部電気電子工学科)

吉田 俊哉 教授
(工学部電気電子工学科)
4年次の学生が研究室でチームを構成し、他分野で経験を持つ技術者等の意見を取り入れながらプロジェクト課題に取り組むもの。1~3年次に得た知識・技術の実践に加え、学生と技術者ら双方の意見をまとめてチームで課題を解決するという、社会で働く技術者に求められる能力の向上につながる。本学の建学の精神「実学尊重」につながる取り組みであると認められる。
教育奨励賞(1件)
PBLを活用したグリーンケミストリー教育の実践 保倉 明子 教授
(工学部応用化学科)

田中 里美 講師
(工学部自然科学系列)
1年次の必修科目「環境と化学」でPBLを活用した授業を実施。学生は課題に対し、グループで事前調査、発表準備、成果発表を行うため、知識の定着を促すだけでなく、意見をまとめ、伝わりやすく発表する技術も向上する。環境科学への関心をふくらませ、2年次以降の専門教育に向かう力を喚起している。特色ある授業方法であり、独創性豊かな教育であると認められる。

■「東京電機大学学術振興基金」について

東京電機大学が設置する学内における教育並びに研究活動の助成および学内外の科学技術に関する優秀、顕著な研究に対する援助を行い、もって科学技術の振興に寄与すること等を目的として、特色のある教育並びに研究活動や奨学援助、国際交流などの奨励に資する事業を展開しています。

■「東京電機大学学術振興基金 『教育賞』・『教育奨励賞』」について

「教育賞」は、独創性が豊かで特色ある授業方法や授業システム、学内外から高い評価を受けている授業方法や授業システム、顕著な教育成果をあげた教材や教科書、教育改善を期待できる教育システム等を推進した者あるいはグループ、または日頃の教授活動で創意工夫を凝らし本学の教育の充実向上に貢献した者あるいはグループを表彰しています。また、教育賞に準ずる顕著な教育を推進した者あるいはグループに対しては「教育奨励賞」として表彰しています。前回までに計43件を表彰しています(「教育賞」:21件、「教育奨励賞」:22件)。

<取材に関するお問い合わせ先>
学校法人東京電機大学 総務部(企画広報担当) 担当:本田・石井
TEL 03-5284-5125/FAX 03-5284-5180  e-mail:keiei@jim.dendai.ac.jp
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