2022.02.03
NEWS RELEASE
報道関係各位
学校法人東京電機大学
東京電機大学(学長 射場本 忠彦)は、このたび、令和3年度 学校法人東京電機大学学術振興基金「教育奨励賞」を決定しました。
「教育賞」・「教育奨励賞」は、本学において、独創性が豊かで特色があり、学内外で高い評価を受けた授業方法や授業システム、教育改善を期待できる教育システム、顕著な教育成果をあげた教材や教科書等を推進した教員等の業績を表彰するものです。平成4年度より開始した本賞は、今年度で29回目を迎え、「教育奨励賞」は計26件の表彰となります。
今年度は「教育奨励賞」を2件、選出しました。詳細は以下の通りです。
賞:教育奨励賞(2件)
業績の表題
オンライン授業に対応した学生の学習意欲向上を目的とした授業支援システムの開発:—目標設定・個別学習・補習学習機能の効果の検証—
授賞者(所属・職位)
理工学部 情報システムデザイン学系 中山 洋 教授
授賞理由
本業績は、授業支援システムの開発とオンライン授業における学生の学習意欲の向上である。
コロナウイルスの影響によりオンライン授業が中心となる中で、授業への参加意欲や補習学習が課題であった。この課題を解決するために、目標設定機能・個別学習機能・評価教示機能・補習学習機能を備えた授業支援システムを開発し、オンライン授業で実践した。
その結果、授業支援システムの目標設定機能・個別学習機能等により、オンライン授業における学習意欲向上が期待できることが分かった。
特色ある授業方法であり、独創性豊かな教育と認められる。
業績の表題
新しい授業改善方法とコロナ禍におけるオンライン実験への適用
授賞者(所属・職位)
工学部 機械工学科 酒井 則男 講師 五味 健二 教授
授賞理由
本業績は、授業補助にあたっている学生職員に学生目線で授業改善の課題を抽出させることで、学生職員の問題発見および説明能力の育成と授業改善を同時に行う手法である。
授業改善は、主として授業アンケートからニーズを抽出しつつ、教育のあるべき姿とすり合わせ、学生の試験結果から理解度が低い箇所を補強しながら行うことが多い。本業績では、授業アンケートだけでなく、授業補助をしている学生職員と教員がディスカッションを行いながら授業改善を進めることで、学生目線も加えた授業改善だけでなく、学生職員の問題発見能力と説明能力を実践的に高めている。
独創性豊かな教育と認められる。
学校法人東京電機大学が設置する基金であり、学内における教育並びに研究活動の助成および学内外の科学技術に関する優秀、顕著な研究に対する援助を行い、もって科学技術の振興に寄与すること等を目的として、特色のある教育並びに研究活動や奨学援助、国際交流などの奨励に資する事業を展開しています。
「教育賞」は、独創性が豊かで特色ある授業方法や授業システム、学内外から高い評価を受けている授業方法や授業システム、顕著な教育成果をあげた教材や教科書、教育改善を期待できる教育システム等を推進した者あるいはグループ、または日頃の教授活動で創意工夫を凝らし本学の教育の充実向上に貢献した者あるいはグループを表彰しています。また、教育賞に準ずる顕著な教育を推進した者あるいはグループに対しては「教育奨励賞」として表彰しています。なお、今回は「教育賞」の該当はありませんでした。
今年度の表彰を含め、「教育賞」・「教育奨励賞」の表彰件数は計52件となりました(「教育賞」:26件、「教育奨励賞」:26件)。
<取材に関するお問い合わせ先>
学校法人東京電機大学 総務部(企画広報担当) 担当:本田・多田・石井
TEL 03-5284-5125/FAX 03-5284-5180 e-mail:keiei@jim.dendai.ac.jp
〒120-8551 東京都足立区千住旭町5番 https://www.dendai.ac.jp/