No.50(最終号) 【東京千住キャンパス開設記念式典】

2012.04.30

東京千住キャンパス開設記念式典が平成24年4月20日(金)に執り行われました。

【記念モニュメント除幕式】(9:30~10:00)

記念モニュメント除幕式

東京千住キャンパス記念モニュメント「飛躍」の除幕式が2号館2階にて行なわれました。このモニュメントは、東京藝術大学の宮田亮平学長が制作されたものです。
除幕式では、約30名の関係者が見守るなか、宮田学長、加藤康太郎理事長、古田勝久学長、射場本忠彦常務理事、渡辺貞綱校友会理事長、そして自治会執行委員会委員長の小橋史嵩さんが紅白の綱を一斉に引き、躍動感あふれる飛躍をイメージさせるムーブメントをもつイルカのモニュメントが出現しました。

【開設記念式典】(10:00~10:40)

開設記念式典

開設記念式典開式が河野総務部長より宣言され、開式を迎えました。
式辞では加藤理事長より、本学が日本国内のみならず国際社会で活躍する人材育成に邁進することと、東京千住キャンパス開設にあたり尽力いただいた関係各位への謝辞が述べられました。続いて、古田学長より、本キャンパス創設理念は「TDUルネッサンスと進化」を掲げた。現在「グランドデザイン」の実現を推進中で、元気な科学技術者の育成を目指したいとの学事報告がありました。また、射場本常務理事・新キャンパス創設本部長より校舎建設概要報告がありました。
引き続き、平野博文 文部科学大臣(代理出席:小松親次郎高等教育局私学部長)から東京千住キャンパス開設を祝うとともに、本学には技術創造、技術革新をもたらす高い専門性を備えた技術者の育成を強く期待されているとのご祝辞をいただきました。大沼淳日本私立大学協会会長からは、名実ともに我が国屈指の理工系大学である本学のますますの発展を期待したいとのご祝辞を、近藤やよい足立区長から、足立区行政・住民をあげて東京電機大学を歓迎し、かつ期待し、双方がWin-winの関係になっていきたいと思うとの挨拶を頂きました。

【記念講演】(10:45~11:25)

記念講演

続いて記念講演が行われました。講演者は宮田亮平学長(東京藝術大学)でテーマは「ときめきを伝えるとき」でした。
講演の中で宮田学長は、人に何かを伝えるときには、伝えたいことを一方的に押し付けるのではなく、相手を十分理解して自分の伝えたいことを受け入れ、感じてもらうことが大切である。また、自分の感じたことを、自分なりに創意工夫し表現することが創造の原点であることが語られました。そして最後にご自身が藝大の卒業式で卒業生に文字を贈るというパフォーマンスの紹介を通し、ご自身が学生たちに思いを伝える様子を紹介されました。大学の主役は学生であり、学生のために大学は何ができるのか、何を伝えられるのかを考えることが大切であること、教育とは学生に"ときめき"を伝える創造的な行為であるというメッセージをいただいたと感じました。壇上だけでなくフロアーも縦横無尽に移動されながらの講演は大好評でした。

【祝賀会】(11:45~13:00)

祝賀会

引き続き1階の100周年ホールを会場にした祝賀会が開催されました。渡辺校友会理事長の乾杯の発声とともに、歓談に花が咲き、余興には、地元箕輪囃子が披露されるなど、華やかで和や
かな雰囲気に包まれました。
東京千住キャンパス開設記念式典は東京電機大学の次の100年の船出を祝すなか、盛況のうちに終了しました。
(祝賀会終了後は、希望者を対象に見学会が開催されました)

【はい、創設本部です】

東京千住キャンパス(100周年記念キャンパス)が開設しました!

平成24年4月に東京千住キャンパス(100周年記念キャンパス)が開設しました。
4月2日(月)入学式後に開催された新入生のご父母対象のキャンパス見学会を皮切りに、新入生及び在学生向けのオリエンテーション・健康診断を経て、4月10日(火)より前期授業を開始しました。
まるで学生を歓迎するかのように、キャンパス中央を通る区道の街路樹も新緑が芽生え、東京千住キャンパス(100周年記念キャンパス)の新たなる歴史が幕を開けました。

学生通学時の東京千住キャンパス

東京千住キャンパス(100周年記念キャンパス)の創設にあたっては、平成20年6月24日の創設決定後、地区計画の制定⇒創設理念の決定⇒マスターアーキテクト(設計者)の選定⇒基本計画の策定⇒基本・実施設計の策定⇒平成22年2月9日に起工式を執り行ない、着工しました。
その後、平成23年3月11日発生の東日本大震災の影響も特段なく、当初の予定通り平成23年12月末に竣工し、平成24年1月11日に定礎式・竣工式を執り行ない、順次東京神田キャンパスからの移転作業等を経て、平成24年4月の開設に至りました。

北千住駅西口丸井屋上からの眺め

本プロジェクトは、足立区様をはじめとする地元町会長及び住民のみなさま、関係者のみなさまの深甚なるご理解・ご協力を賜り、約4年間の時を経て無事完遂することができました。心より厚く御礼申し上げます。
今後は、みなさまに永く愛されるキャンパスとなれるよう心がけていくとともに、真の未来型キャンパスを具現化すべく、省CO2事業の検証や第2期計画の策定等について鋭意進めていきます。
そして、今回の第50号をもって、新キャンパス創設だよりは最終号となります。
これまで創設だよりを楽しみにご覧いただいたみなさま、どうもありがとうございました。
最終号では、完成写真の一部をご紹介しますので、どうぞご覧下さい。

東京千住キャンパス完成写真

日刊工業新聞に特別企画広告を掲載(4/2)

新キャンパスの開設を記念して、4月2日付けの日刊工業新聞に特別企画広告「2012年4月東京電機大学 東京千住キャンパス開設(100周年記念キャンパス)」を見開き広告を掲載しました。
下記の画像をクリックするとPDFにて閲覧できます。

日刊工業新聞特別広告

【トピックス】

新キャンパスでの学生の一日(学生支援センター)

いよいよ、4月10日に新キャンパスでの授業が始まりました。何もかも新しいキャンパスで、学生たちの様子もどこか輝いてみえます。新キャンパスでの学生の一日を紹介します。

新キャンパスでの学生の一日

「創業支援施設かけはし第2期入居者決定について」

東京電機大学創業支援施設「かけはし」(平成23年12月1日開設)におきまして、平成23年度第2期募集を実施いたしました。
このたびの募集では、本学並びに足立区がそれぞれ発行する広報誌やホームページ等を活用することにより、広く募集を行うができ、多数の方から応募頂きました。
創業支援施設入居者選考委員会にて書類選考、面談等を実施した結果、インキュベーションオフィス5社の入居者が決定いたしました。

  〔入居者〕
  ミカタ合同会社                    仁宮 淳
  プライムドット株式会社                藤井 秀世
  スタジオ・クハラ・ヤギ一級建築士事務所        久原 裕
  株式会社マネジメントコンサルティング(予定)     松崎 高志
  株式会社COLLESTA                   桑島 直也


【編集後記】
○今回が「新キャンパス創設だより」は最終号となります。
○先ず、毎回凝った趣向で「はい、創設本部です」原案を作成してくださったTさんはじめ原稿を作成していただいた各部署の皆様、ありがとうございました。
○ご愛読いただいた読者の皆様には、あたたかいお言葉や感想もたくさんいただきました。皆様のおかげで最終号までたどり着くことが出来ました。本当にありがとうございました。

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