「グループコミュニケーションコーパス(TDU-NEDO)」提供開始のお知らせ

2019.08.23

東京電機大学は、NEDOと東京電機大学が作成したグループコミュニケーション時の人の表情などの映像や音声のデータセット(コーパス)を国立情報学研究所 情報学研究データリポジトリ(IDR)を通じて大学等研究者へ向けて提供を開始しました。

本コーパスは、本学が国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と共に実施した研究により、人のコミュニケーション行動の解析に資することを目的として、グループディスカッション等における人の表情などの映像や音声を収録し、それに視線や身振りなどのアノテーションを施したもので、以下の2種類のデータがあります。
本提供は、国立情報学研究所(NII)の協力を得て、NIIのデータセット共同利用事業である「情報学研究データリポジトリ(IDR)」を通じて行うものです。

1. グループディスカッション

学生6名の2グループによる議論各1セッション、社会人6名による議論2セッションの合計約100分のデータです。各参加者の正面のカメラ・全体を俯瞰するカメラ・天井に設置したカメラによる映像データの他、机上中央カメラによる360度パノラマ映像データ、ヘッドセットマイクで収録した音声データを含みます。

また各話者の発話の書き起こし、視線、手・頭部・身体の動きに対するアノテーションデータ(ELAN形式)も付随しています。

2. ポスターセッション

学生によるポスターセッションの模様を撮影したデータです。1セッションあたり約10分間、同じ部屋で同時に3名が発表を行い、合計で3セッション・9名分のデータがあります。発表者および聴講者を撮影するカメラ、全体を俯瞰するカメラ、天井に設置したカメラによる映像データの他、発表者のヘッドセットマイクで収録した音声データを含みます。

また発表者の発話の書き起こし、視線、手・頭部・身体の動きに対するアノテーションデータ(ELAN形式)も付随しています。

データの説明については、以下のニュースリリースもご参照ください。
>世界初、顔データまで含めたコミュニケーション解析用データセットを公開

データの内容や利用条件、申請方法等の詳細については以下をご覧ください。
>情報学研究データリポジトリ グループコミュニケーションコーパス