JAXA研究提案募集に藤川太郎准教授の研究テーマが採択

JAXAの第5回研究提案募集において
東京電機大学・藤川太郎准教授の研究テーマが採択

学校法人東京電機大学

東京電機大学（学長　射場本忠彦）の藤川太郎准教授（未来科学部ロボット・メカトロニクス学科）の研究テーマ「広域探査および通信網確立のための羽ばたき移動体の開発」が、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構（以下、JAXA）の宇宙探査イノベーションハブが実施した「太陽系フロンティア開拓による人類の生存圏・活動領域拡大に向けたオープンイノベーションハブ」に関する研究提案募集（第5回）において、採択されました。
JAXA宇宙探査イノベーションハブでは、企業・大学等が保有する技術情報や研究開発ニーズの提供を受け、これまでに4回の研究提案募集を実施し、多種多様な企業・大学等と連携した研究開発に取り組んでいます。第5回となる今回の研究提案募集では、「将来的に研究成果を宇宙探査へ応用することを目的としつつ、地上での事業化／イノベーション創出の実現性のある提案」を期待して、課題解決型（4分野）とアイデア型（17分野）の研究課題に対する提案を募集。69件の応募があり、JAXAの選考を経て20件（課題解決型4件／アイデア型13件／TansaXチャレンジ研究3件）の採択が決定。藤川准教授の研究テーマは、「有効性が期待できる未知の技術やアイデアの発掘」を目的とする「アイデア型」の研究提案に採択されています。
本研究提案は、蝶の飛翔特性や構造などをモデルとして開発中の「蝶型はばたきロボット」の研究成果に基づくものであり、今後は、千葉工業大学と株式会社大同機械とJAXAの共同研究により、これまでにない移動体の特徴を活かした社会実装を目指します。

【ご参考】
●JAXA 宇宙探査イノベーションハブについて（JAXA 公式ホームページより抜粋）
「宇宙探査イノベーションハブ」は、様々な異分野の人材・知識を集めた組織を構築し、これまでにない新しい体制や取組でJAXA全体に宇宙探査に係る研究の展開や定着を目指しています。現在、相模原キャンパス内に居を構え、約30人（併任等含む）で新しい活動を始め、「広域未踏峰探査技術」「自動・自律型探査技術」「地産・地消型探査技術」の3つの研究分野を中心に新技術に取り組んでいます。「宇宙探査イノベーションハブ」では、日本発の宇宙探査におけるGame Changing（現状を打破し、根本的にものごとを変えること）を実現する技術を開発し、宇宙探査の在り方を変えると同時に地上技術に革命を起こすことを目指しています。

＊国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構（JAXA）宇宙探査イノベーションハブ　公式ホームページ
http://www.ihub-tansa.jaxa.jp/
＊第5回 研究提案募集（RFP）結果について（JAXA 宇宙探査イノベーションハブ公式ホームページ内）
http://www.ihub-tansa.jaxa.jp/RFP_announcement5_20191011.html

---