本学は、平成19年に学園創立100周年を迎えたことから「東京電機大学人の基本姿勢」として学園創立100周年宣言を行いました。その100周年宣言を踏まえ、本学が新たに目指す姿を「東京電機大学グランドデザイン」として示すことで、特に(1)教育、(2)学生支援、(3)研究、(4)産官学交流・地域交流・産学支援、(5)未来の組織・キャンパス構成の、5つの項目について新たな目標が示されました。そのような状況の中、全学的な教育改善を推進することを目的として教育改善推進室が平成23年5月1日に発足いたしました。教育改善推進室の基本姿勢は「学生、教員、事務職員は三位一体」、「学生のためになるかどうか」、「教育情報のハブ」、「教育のPDCAサイクルの創出」を目指しており、東京電機大学グランドデザインの中では、「教育」に焦点を当て、「基盤教育」、「初年次教育」、「基幹専門教育」、「多様化教育」の充実を担っております。単年度の計画だけでなく中期にわたる事業計画を策定し、全学の教職員のご協力をいただきながら順次実行に移します。
教育改善推進室における活動は、「学生第一主義」を旨とし、大学を「学生・教員・事務職員の共同体」と捉えて、すべての教育改善活動は「学生のためになるかどうか」を判断基準とします。
また、教育現場に密着してヒアリング等を行い、各学部・学科・学系等の優れた教育の取組みや、抱える課題などを把握し、情報の収集・整理・分析をした上で、「教育情報のハブ」として学部横断での情報共有を推進します。
同時に、新しい教育の自発的な取組みを推奨し、そのための提案、アドバイスなど実行のための支援を行い、評価とともに教育現場における不断のPDCAサイクルの創出に努めます。
一方で、優れた教育の取組みに対しては、個人、チームを問わず広く表彰し、一層の教育改善の契機とするとともに、学外にも積極的に情報発信を行っていきます。さらに、国内外の他大学における教育改善への取り組みについて真撃に学び、得られた成果について学内全体へフィードバックを行うことを、基本姿勢とします。
以上の基本姿勢を基に、基盤教育を中心に、次に示す事業計画のとおり、本学の「教育改善」を積極的に推進します。