工学部 電子システム工学科 私の4年間のステップ(2) 学科オリジナルサイト

コンピュータが動く仕組みに興味があり、ハードウェアとソフトウェア両面の理解を深めたいと思いました。実習や実験で手を動かして学ぶ機会が多いことも決め手になりました。

ファクシミリの製作を通してものづくりのプロセスを知る

「ワークショップⅡ」では、ファクシミリを製作。電子回路の図面作成、はんだ付け、動作試験、すべて初めての経験でしたが、試行錯誤した末に動いた時は、今までにない達成感を味わうことができました。手を動かしてものをつくることの面白さを改めて実感できただけでなく、技術者がどのようなプロセスを経て製品を生み出すのか知ることができたのも大きな収穫です。

ワークショップでファクシミリを製作。図面の作成から組み立て、動作試験も行った。ワークショップでファクシミリを製作。図面の作成から組み立て、動作試験も行った。

座学で学んだ理論を実験で検証して理解を深めた

「電子システム工学基礎実験Ⅰ・Ⅱ」では、電子工学や電磁気学など、座学で学んだ理論を実際の回路を使った実験で検証しました。それにより理解が深まっただけでなく、計測機器などを扱うスキルも身につきました。毎週30ページ近くのレポートを提出するのは大変でしたが、繰り返すうちに人に伝わりやすく、内容の濃いレポートをまとめられるようになりました。

実験結果を記録したノート。人に伝えることを意識して丁寧にグラフを作成。実験結果を記録したノート。人に伝えることを意識して丁寧にグラフを作成。

マイクロプロセッサの重要性を改めて実感

「マイクロプロセッサ応用」では、家電などに広く使われている小型コンピュータであるマイクロプロセッサの仕組みや制御方法を詳しく学ぶことができました。授業を通して、マイクロプロセッサが現代社会に不可欠で重要なものであると知ったことが所属する研究室を決めるきっかけになりました。

マイクロプロセッサで加速度センサーを動かす実験に挑戦。マイクロプロセッサで加速度センサーを動かす実験に挑戦。

技術者に必要とされるデータの取り扱い方を学ぶ

機能を拡張し、高度な演算を可能にすることで、マイクロプロセッサの性能を向上させることが、卒業研究の目的でした。データ解析のための理論を引用したり、データの再現性を担保したりするために詳細に記録を残すなど、社会に出てからも必要とされる技術者としての姿勢を学ぶことができました。

卒業研究では、マイクロプロセッサの機能拡張に取り組んだ。卒業研究では、マイクロプロセッサの機能拡張に取り組んだ。

ルネサス エレクトロニクス株式会社

内定先のルネサス エレクトロニクスは、日本を代表する半導体メーカーの1つです。入社後は、さまざまな製品に使われる半導体の開発に携わり、人々の生活をより便利にすることに貢献していきたいと考えています。そのために、4年間で身につけた知識と技術を存分に生かしたいと思います。

非日常を味わえる旅行が一番の気分転換

趣味の旅行で宇都宮市にある八幡山公園へ。日常生活を離れて見知らぬ場所を訪れるのが自分にとっての気分転換。時間に余裕のある時は遠出をしたり、旅行を楽しんだりしています。

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