プラモデルや電子工作などのものづくりが好きだったので、設計から自分できちんと作ってみたいと考えて、ものづくり全般に関する知識が得られる本学の機械工学科を志望しました。
「ワークショップ」では、モータやエンジン、ポケットバイクなどを実際に分解しながら手順書を作成し、それを見ながら元通りに組み立てることによって構造や機構を学習。入学して初めてのものづくりの授業で、その楽しさを体験するとともに、グループワークで作業を分担しながら実験を進めることができるようになりました。
「機械工学実験実習Ⅰ・Ⅱ」ではNC(数値制御)工作機械のマシニングセンタについて、プログラムを書いて金属板を加工し、動作を確認。ほかにもさまざまな工作や測定を行いましたが、レポート作成時は熱力学や材料力学などの専門知識が求められることを実感し、座学で学んだことがものづくりにいかに重要かがよくわかりました。
「機械設計製図Ⅲ」では、渦巻ポンプの設計図をCADで作成。2年次までと違って、求められる性能を記した設計仕様書から自分で寸法を計算して製図しなければならないため、それまでに学んだ専門知識をフルに活用し、期限に間に合うよう懸命に作業しました。
「卒業研究」では、気体や液体の流れる様子を計測するPIV※の光源として、一般的なレーザーの代わりにLEDを使う方法を研究。実験に必要な機材をゼロから製作することもあり、機械工学科を選んだ動機でもあるものづくりに没頭している毎日です。
※PIV:粒子画像流速測定法
セイコーエプソンは、プリンタのほかに半導体関連やロボット、ARグラスなども手がけているため、幅広い分野に挑戦できるのではないかと考えています。また、私は海外でも活躍できるエンジニアを目指していますが、セイコーエプソンは売上の大半が海外なので、外国の方との交流や海外出張などを通して成長していきたいです。
学生ロケットサークルに所属し、電装担当として制御基板の製作を行いました。プレッシャーはあったものの、設計から試験、打ち上げ申請まで計画的に作業を進めることの大切さを学びました。