工学部 機械工学科 私の4年間のステップ(2)

自動車業界に携わることが目標だったため、機械の知識を幅広く身につけられる本学科を選択しました。就職に強い大学であったことも本学を選ぶ決め手になりました。

機械の分解・組み立てを通して動く仕組みを把握

「ワークショップ」では、ポケットバイクや草刈機用のエンジンを分解して組み直しました。機械を構成する部品がどう組み込まれ、どんな役割を果たしているのか、分解手順書を作成し、実際に手で触れながら確認したことで、機械が動く仕組みを感覚的に把握できました。また、役割分担をしながら作業を進めたことで、協調性も身につきました。

エンジンを分解する過程を手順書にまとめたことで機械の仕組みを深く理解できた。エンジンを分解する過程を手順書にまとめたことで機械の仕組みを深く理解できた。

機器を慎重に扱うことで実験の精度を高める

「機械工学実験実習Ⅰ」では、プログラミングを組んで工作機械を動かし、金属加工を行いました。実験器具や計測器具の使い方によって実験結果の精度が変わってくるため、器具を慎重に扱うことの大切さを実感しました。毎週レポートを提出するのは大変でしたが、正しいレポートの書き方が身につき、4年次の卒業研究でも大いに役立ちました。

独自のアイデアを盛り込み渦巻ポンプを設計

2年次に初めてCADを使って製図をした時は、不慣れで手間取ることもありましたが、3年次の「機械設計製図Ⅲ」では応用的な使い方もできるようになりました。渦巻ポンプを設計する課題では、自分で細かい寸法を決め、安全性も考慮して図面を作成。完成した時は大きな達成感を味わえました。

加工技術の重要性を知り加工機械の改善に挑戦

学びを通して加工技術の重要性を認識したことから、卒業研究では、金属の切削加工に使用するエンドミルの性能向上に取り組みました。条件を変えながら何度も切削試験を繰り返し、顕微鏡やレーザー計測装置を使って仕上げ面の粗さを測定。評価・改善を行いながら、精度を高めていきました。

研究で使用した工作機械。分析データの重要性をあらためて実感した。研究で使用した工作機械。分析データの重要性をあらためて実感した。

株式会社SUBARU

電気自動車や燃料電池自動車が登場し、自動車業界は大きな変革期を迎えているといわれています。そのような中、高品質な部品をつくることで、日本の自動車産業の成長に貢献したいと思い、株式会社SUBARUへの入社を決めました。目標は、変化に対応できる柔軟性を持った技術者になることです。

仲間とツーリングに出かけて、乗り物の楽しさを実感

車やバイク好きの友人たちと山や海へツーリングに出かけることが趣味の1つ。バイクを意のままに操り、風を感じながら走っていると、乗り物の楽しさをあらためて実感できます。

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