通信・情報、エネルギー・制御、材料・エレクトロニクスなどの「電気電子工学分野」と、医療機器、人工臓器、再生医療、福祉機器などの「生体医工学分野」における高度な専門知識を備えた技術者を養成します。
ものづくりを学ぶことを通して、主体性を持って多様な人々と協働し、自ら課題を発見、解決できる、人と社会に貢献するプロフェッショナルを育てます。
講義と演習で電気電子工学の基礎を習得する
「講義」、「演習」、「実験」によって、電気電子工学の基礎を習得。「見て聞いて→問題を解いて理解を深め→体現する」それぞれの学び方を身につけ、理論と実践の違いを体感します。さらにグループ実験では、コミュニケーション力や問題解決力も養います。
人間のからだや特性を理解する
「医療機器をつくりたい」「技術を福祉に役立てたい」という目標を達成するには、技術だけでなく人間のからだについても学ぶ必要があります。生理学、医用電子工学、人工臓器学を通して、人間と社会に貢献するシステムを構築する素養と能力を養います。
体験型学習で応用力と実践力を育む
カリキュラムは、ものを賢く動かすためのハードウェアとソフトウェアをつくる技術に直結した、電気電子・情報・制御の基幹科目で構成されています。さらに、応用力と実践力を育む実験やゼミ科目を配置。高度な工学技術を習得できる体制が整っています。
電子情報コース
電気電子工学のハードウェアとソフトウェアの技術に関する、特色ある電子工学と情報工学を「信号処理工学」、「通信工学」、「ディジタル回路」、「応用プログラミング」などの専門科目によって習得。ものづくりに応用展開できる技術を、体系的かつ実践的に学べます。
電子システムコース
システム工学と制御工学という電気電子機器を総合的に動かすテクノロジーを、「電子デバイス工学」、「電気電子計測工学」、「パワーエレクトロニクス」、「材料学」、「エネルギー変換工学」などの専門科目によって習得。ものづくりに応用展開できる技術を、体系的かつ実践的に学べます。
1年次は入学した学系の共通科目を中心に学び、2年次進級時に「主コース」と「副コース」を選択します。「主コース」は入学した学系から選択し、「副コース」は入学した学系から選択あるいは他学系のコースを選択することも可能です。詳細は、下記の「理工学部について」をご確認ください。
1年次に、学系全体のイメージをつかんでもらうことを目的としています。全教員が各自の専門領域・担当科目に関して、研究やトピックを踏まえながらやさしく講義。そこからものづくりの基本を学びます。
講義での理論と実験による結果は異なるもの。2年次では電子工学の実験を通して、電子工学の基本や計測器の使い方、コミュニケーション能力など、エンジニアに必要な素養を身につけます。
3年次後期には、さまざまな分野で活躍する外部講師の講演を通して、電子工学分野における最先端の技術や業界の動向を学び、各自の進路決定の一助となるようキャリア科目を配当しています。
●埼玉鳩山キャンパスにある理工学部には、意欲のある学生がさらに高いレベルの研究に取り組むことができる学部・大学院が連携した研究教育システムがあります。
●これからの産業ニーズを先取りした「宇宙工学・生体医工学・環境工学」の3つのプログラムを開講。
●分野を横断した複合研究領域を学習し、産学官と連携を強化することで次世代の高度な技術者を養成します。
※前身である電子工学系のデータを参考に掲載しています。
[卒業者数※]
65名
男子:62名/女子:3名
関西電力、三菱電機、オリンパス、大成建設、TOPPAN、帝人、富士電機、沖電気工業、テルモ、太陽誘電、シチズン時計、TDK、全日本空輸、日本電子、キヤノンメディカルシステムズ、日立システムズ、富士通ゼネラル、トプコン、小糸製作所、日本航空電子工業、関電工、図研、日本信号、日本電設工業、日本光電工業、池上通信機、タムロン、日機装、岩崎通信機、オムロンソーシアルソリューションズ、ミツバ、フクダ電子、チノー、フィリップスジャパン、芝浦電子、日本鋳鉄管、共和電業、フコク、テクノメディカ、イワキ、不二工機 など
22名(2023年3月卒業者実績)
男子 21名
女子 1名
進学率 33.8%
基本情報技術者試験、応用情報技術者試験、技術士・技術士補、ITパスポート、第2種ME技術実力検定、計測制御エンジニア(補)、PE(Professional Engineer)、FE(Fundamentals of Engineering) など
・高等学校教諭一種免許状
情報、工業