社会の役に立つITを学びたいという思いがありました。ITだけではなく、デザインや社会制度、法律など幅広い角度から視野を広げるカリキュラムがあると知って本学系を志望しました。
「基礎物理学実験」によって、実験の準備、観察、結果の見方や考察といった実験の基礎をしっかり身につけることができました。レポートの考察においては、単に知識を述べるのではなく、自分で一歩ずつ論理を展開していく作業が大変でした。しかし、ここで学んだことが2・3年次はもちろん、4年次の卒業研究でも大いに役立ちました。
「基本情報処理技術」の授業は基本情報技術者試験の内容に沿っており、IT分野の基礎を網羅したものです。プログラムを安全に使うにはどうするか、そもそもインターネットとは何かといった、それまで漠然と知っていたことの本質を理解することができました。何気なく使っているものに、厳密なルールがあることがわかりました。
「情報デザイン総合演習」では、コンテンツを実際に制作しながらデザインを学習。社会的課題をテーマに、映像作品や新聞広告制作のグループワークを行いました。さまざまなツールを使ってつくり上げていく作業は、とても充実した学びにつながりました。
「卒業研究」では、画像内の物体を検出するYOLOというアルゴリズムを使い、位置情報と組み合わせて下水道管の異常を自動検知するシステムを研究。大学生活の集大成として、目標に向かって研究を進めていく力が身についたことを実感し、自信がつきました。
企業に入社してITの最前線で仕事をするか、企業や人のITサポートをするかと考えて、後者を選択。IT分野の最新情報の発信やIT人材の育成に取り組んでいるIPAを志望しました。日本は諸外国と比べてITやDXに対する理解や導入のスピードが遅いため、本学で学んだ「実学尊重」の姿勢を大切にしながら、新しい技術の普及や活用に取り組んでいきたいと考えています。
趣味で小説を執筆し、新人賞に応募。どうしたら評価されるか、自分はどのジャンルが得意か、あれこれ考えて試行錯誤した結果、二次選考まで進むことができました。写真は感銘を受けた三島由紀夫の「金閣寺」。