高校ではコンピューターロボットクラブに所属し、簡単なプログラムを書いてシューティングゲームなどをつくっていました。文化祭で展示したところ、遊んだ人たちがすごく楽しんでくれたのが嬉しくて、将来はエンジニアになりたいと思いました。電大でなら、プログラミングだけでなく、ユーザーが使いやすいようなデザイン思考も学べると考え、入学を決めました。
「コンピュータプログラミングⅠ・同演習」では、C言語を用いたコンパイルの仕方や、検索のアルゴリズムといったプログラミングの基礎を学びました。知らない知識が毎回出てきたため復習が大変でしたが、友人と協力しながら学習しました。この授業で、実行したいことに対して正確でわかりやすいプログラムを書く大切さと楽しさを知りました。
「情報デザイン演習Ⅰ」は複数テーマのうち2つを選んで学ぶ授業です。私は3Dキャラクターアニメーションとフィジカル・コンピューティングを選択。3Dキャラクターモデリングでは初めて使うアプリやソフトに触れ、モデルを人型に描く大変さを実感。完成したモデルが動いた瞬間はとても嬉しく、試行錯誤を重ねたかいがありました。
「CGプログラミング」ではプログラミング言語のC++を使い、3Dグラフィックの描画方法を習得。ポリゴンの描画処理は初めてで、サンプルコードを何回も見直し、最終課題ではオリジナルのテクスチャやステージを実装。簡単な描画にも複数の計算が行われていると知り、興味深かったです。
現在、卒業研究で視覚効果について研究中です。シミュレータを使って実験したところ、通常の運転時の車窓からの映像と、風景がより速く流れて見える視覚効果を加えた映像では、後者の方が速く走っている印象を受ける結果に。事故防止に役立てたいです。
以前はゲーム制作に関わりたいと思っていましたが、研究などを通じて意識が変化し、社会の問題解決のためにさまざまなソリューションを開発しているNTTコムウェアに魅力を感じるようになりました。入社後はクラウドコンピューティングに関わる部門への配属を希望しています。多角的な視点から世の中に貢献できるICTエンジニアになりたいと思います。
昔からゲーム制作が好きで、大学でもゲームサークルに入って取り組んできました。授業で3DCGモデリングやデザイン、音響を学んだことで、クリエイターとしてスケールアップできたと感じます。社会人になってもゲーム制作は続けていきます。