2023年7月 キラリ☆電大生 丸山尚哉さん、江澤菜歩子さん

学園広報誌「TDU Agora」2023年7月号のキラリ☆電大生から、工学部第二部の「はたらく学生」入試で入学し卒業した2人の学生を紹介します。

工学部第二部の「はたらく学生」入試は、本学の職員として働きながら夜間部で学ぶことができる制度です。

工学について深く学びたいという夢を実現

工学部第二部 電気電子工学科 令和5年3月卒業 電子システム工学科実験室 学生職員
工学研究科 修士課程 電子システム工学専攻 1年 丸山 尚哉さん

経済的に大学進学が厳しく就職を考えていましたが、本学のはたらく学生入試を知り、大学の職員として勤務することで給与が得られる制度に魅力を感じ受験を決意しました。

学生職員の勤務時間は週6日、8時間です。学生実験の準備、実験補助、実験器具のメンテナンスなどを行います。新型コロナウイルス感染症拡大に伴う、オンライン実験への移行では、先生方や同僚と協力しながら、受講する学生の立場になって、実験動画を作成しました。仕事の中で、専門分野である電気電子工学とは違う機械工作や、プログラミングに携わる機会に多く恵まれ、幅広い工学の知識や経験が得られたことも、はたらく学生になって良かったことの一つです。

サークルではワンダーフォーゲル部に所属し、休日に日帰り登山をしました。週6日で勤務してからの日曜日登山は大変でしたが、山頂での景色が綺麗で4年間続けました。おかげで学生職員を続ける体力を得ました。

卒業研究では、生体計測の精度に重要な回路であるADC(アナログーデジタルコンバータ)に関する研究を行い、さらに学びを深めたいと考え大学院に興味を持ちました。進学にあたって費用の心配もありましたが、4年間学生職員として働いた給与で大学の学費と大学院の進学費用の一部が賄える見通しが立ち、進学を決意しました。大学院修了後は、研究内容を生かせるように医療機関メーカーへの就職を考えています。

工学部第二部は、学費が安く、昼間部と同じ施設で、同じ授業を受講することができます。本学では、はたらく学生入試や奨学金といった学生へのサポート制度も整っています。学費のことで大学進学を迷っている方は、ぜひ工学部第二部を検討してみてください。

電子システム工学科実験室

山頂からの景色

アナログーデジタルコンバータの研究

就職活動でも活かされた学生職員としての経験

工学部第二部 機械工学科 令和5年3月卒業 先端機械工学科実習室 学生職員
アズビル株式会社 江澤 菜歩子さん

大学案内で「はたらく学生入試」を知り、学生職員として働く中で、工学について幅広く学べるのではないかという期待もあり、受験を決意しました。また、高校で女性の物理の先生に出会い、理系=男子学生というバイアスが取れたことも大きかったです。

仕事内容は、先端機械工学科の旋盤とNCプログラミング、NCフライスの実習補助です。実習中は学生に説明しながら切削加工を行い、プログラミング作業では、学生からの質問に対応します。学生からの様々な質問に答えるため、参考書を読んだり、先生に質問をするなど、授業内容を事前に理解するように努めました。

仕事と学業の両立は、勉強はスキマ時間にコツコツ行い、出された課題は学校で終わらせるなど、その日のうちに片付けるよう心がけました。ひとり暮らしの生活は、健康でいられるよう7時間は寝るようにしていました。
部活動では軽音楽部に所属し、バンドを組んで学園祭のステージやライブハウスで演奏したことも楽しい思い出となっています。練習は大変でしたが、没頭できて良い息抜きになりました。

就活は3年生の夏頃から始め、就職先が決定したのは4年生の7月でした。なぜ工学部第二部を選んだのか、学生職員としてどのように頑張ったのかを説明できたことが面接でプラスになったと思います。就職する企業ではメンテナンスや技術営業として働きます。社会人として社内社外問わず周囲に信頼されるような人間になることが今の目標です。また、仕事以外にも趣味の音楽はこれからも続けたいですし、ライブにもまだまだ出演したいと思っています。

先端機械工学科実習室

軽音楽部での活動

学園広報誌「TDU Agora」Vol.66(2023年7月号) キラリ☆電大生より転載

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