幼少期からブロックでロボットを作ることが好きで、いつか本物を自分の手で製作したいと思い進学。メカトロニクスの基礎となる機械、電気・電子、情報、制御の4分野を学べることも魅力でした。
「メカトロニクスワークショップ」では、グループに分かれてライントレースロボットや玉入れロボットを製作して性能を競い合いました。はんだ付けなど、ものづくりの基本となる作業もこの授業で初めて体験しました。学生同士で話し合っているうちに、自分では思いもよらないアイデアが出てきたことも。共同作業の醍醐味を感じました。
「メカトロニクス基礎実験A・B」では、論理回路を設計してエレベーターを動かしたり、カメラで撮影した写真を白黒化させる画像処理に挑戦したり、ものづくりに必要な基礎的な知識と技術を実践的に学びました。座学で学んだ知識を使う機会が多かったため、理論がどのようにして応用されているのか具体的に知ることができ、理解がさらに深まりました。
「メカトロニクス総合実験B」では、3年間で学んだ機械、電気・電子、情報、制御の4分野の知識の集大成として、エアホッケーロボットを製作し、グループ対抗戦を行いました。回路の設計から部品の加工までロボット製作の一連の工程を経験したことで、技術者としての基盤ができたと実感しました。
「卒業研究」では、左右に揺れながら歩くペンギンの歩行方法を再現したオリジナルの二足歩行ロボットを製作。それまでの実験とは異なり、すべてを一から開発するのは大変でしたが、自分のアイデアを形にできること、幼い頃からの夢をかなえられたことに大きな喜びを感じました。
早期卒業制度を利用し3.5年で卒業できたので4年次の後期はハワイ大学ヒロ校に留学。英語力を磨きながらハワイの大自然を満喫しました。大学院に進学後は、ペンギンロボットの製作に引き続き取り組む予定。より安定的かつ効率的な歩行アルゴリズムを構築して、歩行サポート器具などへの応用に取り組みたいと思っています。
長期休暇を利用して旅行に行くのが毎年の楽しみ。コロナ禍の間は国内旅行が中心でしたが、これからは海外にも出かけて、知らない景色や文化にたくさん触れたいと思っています。