現代はさまざまな場面でロボット化が進んでおり、今後はさらに需要が増えると考えていました。そのため、まず学科名に引かれ、挑戦してみようと思って入学を決めました。
1年次前期の「ワークショップ」から、グループワークによるロボット製作がスタート。最初のライントレースロボットでは、約40ページのレポートを作成しました。また、ピンポン球を拾って箱に入れるロボット製作では皆でアイデアを出し合い、作業も分担しました。最終的にロボコン大会で点数を競うことを通して、ものづくりの基本を夢中で学べました。
「メカトロニクス基礎実験A・B」では隔週ごとに異なるテーマが与えられ、旋盤でアルミ棒を加工したり、測定器の使い方やエレベーターの回路設計など、ものづくり全般の基礎知識を実践的に学習。実験後のレポートは細かく添削されるため、実験内容がより深く身につきました。何でも相談ができる「よろず相談室」の先輩には、よく教えていただきました。
「メカトロニクス総合実験B」では、加工機、プログラミング、回路設計の各実験のあとに、総合実験としてホッケーロボットを製作。パックを画像センサーで認識して打ち返すもので、3DのCADを使って設計し、最大50枚のレポートを作成したこともありました。
「卒業研究」として、理・美容師用のパワーアシスト付きハサミの開発を行っています。腱鞘炎の予防や理・美容師の高齢化に対応するもので、かかった力に応じてトルクが変化するシステムを研究。自分がつくったものが世の中で役に立てばうれしく思います。
卒業研究の「パワーアシスト機能付き理・美容師専用ハサミ」が完成したら世界初であり、少しでも実用化に近づけたいという思いがありました。また、もともと理系の学部に進んだら知識と技術を深めるために大学院に進学したいと考えていました。友人の多くも大学院に進むため、互いに励まし合いながら目標に向かって頑張ろうと思っています。
電大ガールズというサークルで、運動会やクリスマスパーティーを企画・運営。オープンキャンパスでは来場した女子限定の相談会を開くなど、楽しい思い出がたくさんできました。